木曜日, 5月 21, 2020

B.C.Rich Mocking Bird Bass リフィニッシュ(第04回)

ここではせっかく木目を活かせたフィニッシュを目指すので、トップコートにクリア塗装を行います。

同じようなギターのリフィニッシュを紹介しているサイトでは多くのクリア塗装の方法が書かれています。ラッカー、ニス、ウレタン等々・・・。
目的は同じで本体の保護、グロー感を出す等、様々です。

で、今回は被膜の強度とヌルテカ感を出したいのでフレットレスベースのフィンガーボードに使われることがあるエポキシ樹脂コーティングでやってみようと思います。
フレットレス+エポキシコートと言えば、あのジャコ・パストリアスのJazz Bassが有名ですね。
実は自分も憧れていて、プレベのローズウッドネックからフレット引っ剥がして溝埋め→エポキシコート3層で一本作っています。
こんなの。



ロトのラウンドワウンドでバキバキ弾いてグリッサンドをブリブリやっても表面はあまり傷が付かないので、これで本体のトップコードをやってみっかな とか。

で、エポキシ塗料はニッペホームペイント社の「水性エポキシ錆止め(透明)」。
完全な屋外仕様です。(笑) しかも門扉、手すり、シャッター、物置など、どう見ても外構部向け。なんとなく丈夫で強度とか膜厚とかありそう。




クリアと書いてありますが蓋を開けた状態では不透明な灰色です。もしかするとナチュラルウッドに塗ると若干、色が入るかも知れません。塗装前にはテスト塗りをオススメします。
スポンジ刷毛の方が均一に塗布できるのでステインやシーラーと同じくここでも使用します。

工程としては先の 9.サンディングシーラー2回目 から以降となります。

10.エポキシ塗料 1回目
11.空研ぎペーパー #800番をかける
12.エポキシ塗料 2回目
13.空研ぎペーパー #1000番をかける
14.エポキシ塗料 3回目
15.極細コンパウンドで研磨

下は10.の工程が終わり、乾燥時間24時間後の試験材。

思った以上にヌルテカになってた(笑)

月曜日, 5月 18, 2020

B.C.Rich Mocking Bird Bass リフィニッシュ(第03回)

ちょいと下地処理が終わるまで時間がかかりそうなんで塗装の下準備っと。

ギターの塗装方法はネットで結構見かけることができるし、それぞれ失敗例や成功事例も見ることができます。

当ブログでは下記サイトの記事を参考に進めてみようと思います。

失敗しない!ワシン水性ポアーステインの塗り方と6つのコツ - 【公式】ナローゲージショップブログ

木工職人さんの説明は解りやすいです。
 
いきなりギターへの塗装はチャレンジャー過ぎるので、ホムセンで試験材を買ってきて、この試験材で効果測定したいかなと。

・作業手順
上のサイトで説明されている手順を参考に行ってみました。参考ってか途中まで丸パクリです。

  1. 空研ぎペーパー #240をかける (荒仕上げは#120で完了済み)
  2. 着色1回目
  3. 空研ぎペーパー #240をかける
  4. 着色2回目
  5. 空研ぎペーパー #400をかける
  6. 着色3回目
  7. サンディングシーラー 1回目
  8. 空研ぎペーパー #600をかける
  9. サンディングシーラー 2回目
着色については和信ペイントの 水性オイルステイン メープル を使用しました。重ね塗りを行って色調を濃く仕上げるため、本水性オイルステインと水を1:1に希釈して塗ります。
塗装にはスポンジ刷毛を使用しています。

ステイン塗布後、30分程度で乾くので上記工程の3.~6.まで作業を進めます。

サンディングシーラーもよく撹拌した後、塗装トレイに入れてスポンジ刷毛で塗布します。
ちなみにこのトレイはセリアで100円です。



サンディングシーラー塗布後のサンディング処理ですが、あくまで塗布面を「撫でる」ようにかけましょう。ペーパー本体に軽く粉が付着する程度です。
気合い入れてサンディングすると着色面まで研磨してやり直しショボーンです。

上の画像では研磨し過ぎてエッジ部分が剥げています(汗)

塗布1回の試験材(上)と塗布3回+サンディングシーラー2回目の仕上り具合です。

次のステップはトップコートとなるクリア塗装です。

土曜日, 5月 16, 2020

B.C.Rich Mocking Bird Bass リフィニッシュ(第02回)

塗装は下地作りが肝。
ひたすらサンディングするだけだが、やっぱ、工作は治具だよね。
ってな訳で使用したツールについてご紹介。
左より
ハンディサンダー
サンドペーパー用研磨パッド
自作凹面研磨パット
狭面研磨用パッド(単に5mm厚ウレタンスポンジなだけ)

モッキンバードは凹面が多く、しかもRがきついのでフラットな面のパッドでは対応できません。
この自作凹面研磨パットは外径15mmの丸材に内径15mmのウレタンスポンジチューブを被せたものです。
使い方はこれ。

 サンドペーパー又は空研ぎペーパーを巻きつけるだけ。一応マジックテープで固定しています。

もっと狭い場所や部分的に削りたい時は5mm厚のウレタンスポンジにサンドペーパーを当ててサンディングします。


あと、研磨面を水を含ませて固く絞った布で湿らせてから研磨すると、木の繊維を毛羽立させてヤスリがけがしやすくなります。

武漢ウイルス騒ぎでホームセンターの工作室が閉鎖になって段取りが狂って塗装まで行き着けないのが悲しい。